レアなお魚「クサカリツボダイ 」をご存知ですか?
ほとんどの人は食べたことがないお魚ですが、全くクセがなくフライにすると鶏肉のようにジューシーで超美味だったので、フライのレシピと共に「クサカリツボダイ 」についてご紹介していきます。
超美味!?「クサカリツボダイ 」とは?
顎口上綱硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目カワビシャ科ツボダイ属
クサカリツボダイは成魚で50cm前後にもなるお魚。一般的なツボ鯛より細長いです。体表は灰色っぽく模様はありません。
ツボ鯛の干物が美味しくて好きなんだけど、実物はあまり可愛くナイんだね。
大昔、取引先の電話受けてくれる声の可愛い女性が、実物はシュレックみたいだった衝撃に似てる。 pic.twitter.com/8r3jgHlYVR— 𝐓𝐨𝐛𝐛𝐢𝐧𝐲&𝐂𝐨. (@Tobbiny_Co) May 2, 2020
こちらの一般的なツボ鯛はお顔が特徴的ですね。(笑)
「クサカリツボダイ 」を観察してみる
今回食べるクサカリツボダイは35cmくらいのサイズ。これを3匹頂きました。
このお魚通の知人によると「唐揚げかフライがおいしいよ!」とのことだったので、今回はフライにしてみることに。
このクサカリツボダイ 、地域によっては「ケンケン」と呼ばれています。
この背びれのトゲを踏んで痛くてケンケンするというところからきているそう。
さて、食べる前に観察してみます。
特に模様もなく、全体的に地味な印象。背びれのトゲトゲが目を引きますね。
一般的な「つぼ鯛」に比べてお顔がシュッとしていてスマートな印象です。
背びれのトゲがすごい。ウロコを取るときに指にブスブス刺さって痛い思いをしました。(笑)
手袋をするか、ヌル〜っとウロコが取れるタイプのウロコ取りを使うといいかもしれません。
体の割にヒレが長いな〜という印象です。
「クサカリツボダイ 」をフライにしてみる
さばいてみた感想は、骨はそんなに硬くないな〜。ということと、見た目と裏腹に身は透き通るような白さが印象的でした。(写真なくてごめんなさい)
割と捌きやすいお魚の部類に入ると思います。
本日は生で入荷することは珍しいクサカリツボダイ刺身で出してますよー💁脂は薄めですが旨味があって上品な白身です😋🎵個人的には日本酒か芋焼酎水割りでいきたいですねー🤤🍶🎶#さしみやワタショー#クサカリツボダイ pic.twitter.com/C2jHa5iClb
— さしみやワタショー (@watasyo58) October 5, 2020
ツイッターでお刺身にされている方がいらっしゃったので参考までにご覧ください。
お店の方だけあって、お刺身の完成度がすごいですね〜。
「クサカリツボダイ 」を超サクサクのフライにしてみる
私は揚げ物は超サクサクじゃないとイヤなタイプなので、衣が口の中で刺さるくらいサクサクに仕上げていきます〜。
まず、よくある白身魚のフライのサイズにクサカリツボダイをカットしたら、バットに並べて塩とホワイトペッパーをふります。
ホワイトペッパーを使うと家庭料理が一気にお店の味に近づくので一つ持っていると超便利です。
中華料理やラーメンに一振りすると、本格的な味になるので簡単においしいものが食べられる超ライフハックだと思います。
さて、フライを超サクサクに仕上げたい場合、そのあとつけるバッター液(卵と小麦粉と牛乳)を濃い目に作ります。
水分を少なめにして、ホットケーキの生地くらいもったりさせます。
そのあと付けるパン粉もふんだんにつけて軽く手で押さえると衣がサックサクのフライに仕上がります。
このやり方は他のフライにも使えて超おすすめです。
油はフライが8割浸るくらいでも十分きれいに揚がります。180度キープでカラッといきましょう。
ちなみに揚げ油は「こめ油」です。
胃もたれしないことと、カラッと揚るのでこの油にたどり着きました。
揚げ物の専門店でも、この「こめ油」を使っているお店が結構あるみたいなので一度試してみてください。
箸で触っただけで、超サクサクなのが分かります。
「クサカリツボダイ 」を食べてみる
揚げたてのクサカリツボダイのフライを中濃ソースにつけていただきます。
もぐもぐ。
う〜ん。これはウマイ!!
魚特有の魚臭さが一切ないので、ジューシーでさっぱりした鶏肉のフライを食べているようです!
とにかくクセがない!
鶏の揚げ物のように油がしつこくないので、しっとりさっぱりで鶏肉の揚げ物よりおいしいかも。
これはかなりおいしいです!
「クサカリツボダイ 」を食べてみる:まとめ
クサカリツボダイはフライにしたら鶏肉にも勝る、超美味しいお魚でした!
後日、クサカリツボダイをまたもらったのでニンニク、生姜、醤油などに漬け込んで「唐揚げ」にして食べてみましたが、それこそ「鶏の唐揚げ」と遜色ない仕上がりで、超おいしかったです〜。
手に入る機会が少ないレアなお魚ですが、入手する機会があれば是非食べてみてくださいね〜。
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