名前通りの山吹色のカラフルなベラの「ヤマブキベラ」。釣りの外道として知っている方もいるかもしれません。
一見食欲が湧かないド派手なベラを塩焼きにすると美味しいと聞いたので、よーく観察した後に食べてみることにしました。
食べられる?「ヤマブキベラ」の味とは?
ベラ(倍良、遍羅、英名:Wrasse、ラス)は、スズキ目ベラ亜目ベラ科 Labridae に属する魚の総称。世界中の暖かい海に約500種が生息する。日本近海には約130種が生息し、磯やサンゴ礁などで普通に見ることができる。
ベラ科の魚は体長10 – 30センチメートル程度の比較的小さな種類が多いが、コブダイなど体長1メートルに達する大型魚も含まれる。ベラ科の最大種メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)は、まれに体長2メートルを超える個体が存在する。
多くは鮮やかな色彩をもち、雄と雌で体色が異なる。成長に伴って性転換を行う種も多い。キュウセンなど一部の種は、夜には砂に潜って眠ることが知られている。ソメワケベラの仲間は、他の魚の口の中や体表を掃除するという特異な生態をもっており、掃除魚などと呼ばれる。-引用:Wikipedia
Wikiによると、ベラの仲間はオスとメスとで体の色が違う。成長すると性転換をする種もある。という感じですね。
ヤマブキベラは、雄は青っぽく派手、雌は山吹色。オスで体長20cmほど。伊豆半島以南に分布。浅いサンゴ礁に住んでいる。観賞魚として扱われることもあるそう。
オトメベラとの違いは胸びれ、後半が青くなっているものがヤマブキベラ。
海でシュノーケリングをしているとくっついて泳いでくることがあるので、好奇心が旺盛なお魚みたいです。
「ヤマブキベラ」を食べる前に観察してみる
冷やして保存していたため、ヤマブキベラの体の色が少し褪せてしまいました。
やっぱりお魚は釣り上げた時が一番キレイな色をしていますよね。
体長20センチほどのヤマブキベラです。これは青っぽいのでオスかな?
海の中を泳いでいるときはもっとビビットに見えます。
お顔はこんな感じで細かい歯がたくさん並んでいます。
顔の模様がド派手ですね。歌舞伎の隈取りみたいです。
ヒレは黄色と青のツートンカラー。刺し色が効いてますね。
背びれにもしっかり模様が入っています。キレイですね。
味は?「ヤマブキベラ」を食べてみる
ウロコを取ったあとのヤマブキベラ。
すこーしシマシマが消えましたが、カラフルさは健在。
よ〜くウロコをとってもこの紋様は消えないですね。
ヤマブキベラはシンプルに「塩焼き」がおいしいと聞いたので、素直に塩焼きにしてみます。
派手派手な体に塩を振って〜。
カラフルなお魚を塩焼きにするのはシュールな感じがします。
完成したヤマブキベラの塩焼きがコチラ。
ううん?カラフルさが消えているか?
いや、よ〜くみるとお顔のあたりはシマシマが残っていますね。
焼いたことで細かい歯が強調されてしまっています〜。
肝心のお味は・・・。もぐもぐ・・・。
全くクセがない柔らかい白身ですね。川魚のようなフワフワ感があります。
魚臭くないので食べやすい。・・・これは美味しいです!!
食べられる?「ヤマブキベラ」とは?:まとめ
結論、ヤマブキベラは塩焼きにすると川魚のような食感でおいしい!!って感じでした。
見た目はカラフルすぎて食欲が湧かないですが、おいしく食べられるので釣れたら是非食べてみてくださいね!
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