周りの音が聞こえない!「過集中」対策
・丸一日、同じ姿勢でPCなど同じ作業をしている
・考え事をしながら目的地に向かっていると、到着したときに道中のことをほとんど覚えていない、他の人より交通事故に遭いやすい
・空腹も睡眠(徹夜)も関係なく作業(絵を描くなど)を続ける。
天才みたい?集中しすぎて聞こえない「過集中」
発達障害の中には、「自閉症スペクトラム」「注意欠陥多動性障害(ADHD)などがあり、自閉症スペクトラムは「アスペルガー」とも呼ばれています。
過集中は発達障害と診断されている方に多く見られるそうです。
しかし、スペクトラムとは、「連続体」という意味であり、ハッキリとした境界線で発達障害と健常が分けられているのではなく、誰しもがその特性のグラデーション上にいるということ示しています。
「ほかの人は気づかないような細かいことに、すぐ気づくことが多い」
「パーティーなどよりも、図書館に行く方が好きだ」
などの項目があり、あなたや身近な人に少しは当てはまるのではないでしょうか?
こちらは「自閉症スペクトラム指数(AQ)」という評価尺度をはかるテストの一部です。
健常者における自閉症傾向の個人差の測定ツールとしても用いられるそうです。
文部科学省が2012年に実施した調査では、発達障害の可能性のある児童が6.5%の割合で通常学級にいるそうなので、社会的に適応できている人たちを含めると珍しいものではないといえます。
私自身は、小さい頃からこだわりが強く興味のある事に対しては、過剰に熱中するという特性があります。
発達障害=「注意散漫」ではない。一人一人ちがう多様性がある
「発達障害」について、とてもわかりやすいツイートをみらいのリストさん(@mirailist)がしてくださったのでご紹介します。
発達障害という言葉が注目されやすいけれど
・集中しすぎる人もいれば
・不注意な人もいるという具合に1人1人違うんです
この画像も広まってほしい#拡散希望 #発達障害 #1人1人違うhttps://t.co/W6O32EWw7Q
公式アカウント @teensmn pic.twitter.com/i7VkA3fF0J
— みらいのリスト@発達障害の便利情報 (@mirailist) January 1, 2020
「過集中」だったり「不注意」だったり、
いろんなパターンの人がいるってことじゃな。
聞こえないほど集中する「過集中」のメリット・デメリット
「過集中」対策(私の場合)
「過集中」対策をしないと起こること(私の場合)
過集中している間
過集中になっている間は、取り組んでいる目の前のこと以外、感じないし、聞こえないし、考えられなくなります。
具体的には、
・寒さ暑さを感じられない→夏はエアコンの効いた部屋にいてもすぐに熱中症になる
・冬は体が冷えていても気が付かない→頭痛がしてきてはじめて寒すぎることに気づく
・身体の感覚も感じられなくなる→一日中同じ姿勢で作業する→体がバキバキに凝る
・息をするのも忘れる→呼吸が浅くなり、息苦しく(酸欠)感じる
・空腹を感じなくなる→丸一日何も食べない。
・のどの渇きを感じない→水分をとらない。
・トイレはぎりぎり気がつく→最短時間でトイレから作業に戻る
・時間の感覚もなくなる→朝始めて気が付いたら夕方になっている
過集中になった後(虚脱)
過集中の間は痛みや疲れなど、なにも感じなくなるのですが、過集中した後に出てくる弊害がいくつかあります。
・身体の緊張が半日以上取れない
・体の凝りがなかなかとれず、疲労感を感じて過ごすことになる
・過集中した日は、頭の中が興奮していて過覚醒になってしまい夜、眠れなくなる
リラックスできず、睡眠がうまく取れないので、睡眠障害になりやすく余計に疲労感が増すというループになってしまいます。
子ども時代「過集中」で起こったこと(私の場合)
よく怒られていた3~10才
・大好きなテレビを見ていると、母親が自分に話しかけても全く気付かない
・聞こえないからと大きな声で話しかけられたり、無理やり中断させられたりすると、ひどいことをされたような気分になる
・落ち着きがなく、動き回り、思ったことをすぐに口にしてしまう
・他の子どもより交通事故に遭いやすい、又はよく車にひかれそうになる
10代
・出題範囲の狭い定期テストなら勉強は3日前から、睡眠時間3時間くらいでやる。(そのため入試問題などの応用テストは苦手)
・大学の課題提出時期は決まって徹夜
過集中状態の子どもに接する注意点
「過集中」対策、切り替えの方法
現在の対処法としては、
自分で納得するというところが大切で、上手に切り替えができるように習慣化していきたい点です。
一人で過ごしていると、ストップをかけてくれる人がいないために、体調が悪くなるまで過集中してしまうことがよくあります。
他にも危険な例として、過集中状態が抜けていない状態で外出すると考え事に集中してしまい、周囲の音が聞こえず、車にひかれそうになったりしやすいです。
クールダウンしてから次の行動に移ることも大切です。
「過集中」対策の便利グッズ
過集中は適度に休憩を挟むことができれば、作業に没頭でき高い生産性を発揮できます。
過集中とうまく付き合っていくための便利グッズをご紹介します。
「タイマー」で「過集中」していても時間の感覚を呼び戻す
タイマー,Yunbaoit 60分 時間管理 ベルの音 (機械発条式-19cm)
過集中していると何時間も作業し続けてしまい、食事や睡眠などを取らないことがあるので「タイマー」を使って時間をアラームで知ることがオススメです。
タイマーが鳴ったらピタリと作業を止めることは難しいですが、小さい頃からアラームで時間の管理をする癖をつけておくとよいと思います。
タイマーのアラームで過集中をやめることが難しい場合でも、アラームが鳴るたびに1時間経ったことが分かるので自分自身に時間の感覚を知らせるのには効果があります。
アラームのデザインは、音だけでなく視覚的にも残り時間がパッと分かるものがオススメです。
「過集中」時の聴覚過敏に!米軍仕様の耳栓「MOLDEX」
「過集中」状態になっているとき、周囲の音に対してうるさく感じてイライラすることがあります。
時間を決めて集中するなら、時間内は思い切り集中できた方がよいです。
過集中時によくある「聴覚過敏」には「耳栓」がオススメです。
「MOLDEX 耳栓 お試しセット」なら8種類入っていて自分の耳にあったものを探せます。
2回目以降は、一番フィットしたサイズの耳栓を買うだけなので大変便利です。
この耳栓は、米軍仕様で遮音性が高く睡眠時に使用するとよく眠れるため、ネット上で高評価・高レビュー商品です。
使い捨てとなっていますが、(個人的には)1ヶ月くらいは繰り返し使用しています。
唯一のデメリットは、耳の奥に入れるのにコツがいる点です。
少し練習すればコツはつかめますし、奥まで入らなかったとしてもそこそこの遮音性が得られるのでオススメです。
「過集中」時の騒音対策。「耳栓」が合わないなら「防音イヤーマフ」
「耳栓 」が耳に合わないという方にはこちらの簡単に装着できる「防音イヤーマフ」がおすすめ。
大きくてかさばる「防音イヤーマフ」を使うことに抵抗がある方も多いかと思いますが、使ってみると遮音性が高くすぐに脱着できて便利です。
こちらの商品もネット上で高レビュー商品となっています。
レビューによると、勉強をするときの周囲の騒音対策に広く使用されています。
「過集中」時の空腹対策に。すぐに食べれる「カロリーメイト」を常備
大塚製薬 カロリーメイト ブロック チョコレート 4本×10個
過集中になっている時には食事をすることも忘れて一日中作業をしてしまうので、すぐに取り出せてすぐに食べることのできるものを常備しておくと良いです。
温めたり、お湯を入れたりする工程が入るものだと作業が中断されてしまい、食べること自体をスルーしてしまいがちです。
すぐに食べれるものならば、菓子パンでもおにぎりでもなんでもよいですが賞味期限が長く備蓄できるものなら、いざというときにすぐに食べれるものがないという事態を避けられるのでおすすめです。
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