こんにちは〜。雑種犬だいすきCUTIE(@yaken_to_issho)です。
最近、ペットショップから買うのではなく保護犬を飼う方が増えているという話を聞いて、「いい流れだな〜。」と思っています。
私は子供の頃から雑種犬と共に育ってきた犬好き人間。だからこそ、保護犬を引き取りたいと思い、実際に元野犬だった仔を引き取りました。
数年間、一緒に過ごしてきて今では家庭犬として穏やかな日々を送っていますが、一筋縄ではいかない点もたくさんありました。
保護犬を飼うという選択は、とても素晴らしいことだという思いには変わりはありませんが、同時に大変さがあることは事実です。
今回は、保護犬を飼いたいと思っている方に読んで欲しい、「保護犬を飼う難しさ」について書こうと思います。
保護犬を飼う難しさ?
【保護犬を飼う難しさ】臆病な性格な子もいる
保護犬は臆病な性格の子が多い印象です。それもそのはず、何らかの理由で前の飼い主と離れ離れになり見知らぬ場所を転々としてきたのですから、新しい環境や人に対して警戒心が強いのは当たり前かもしれません。
人間の私たちでさえ、新しい職場や新しい学校に入るとき緊張するじゃないですか?
犬たちは言葉が話せない分、どこに連れて行かれるのか?この人たちは誰なのか?分からないので、
パニックになって吠えたり噛んだりしてしまうこともあるかもしれません。
もちろん、すぐに懐いてくれるアイドル気質のワンちゃんもいます。里親団体さんは1頭1頭の性格を把握されているので、心配な方はワンちゃんの性格について聞いてみるのがいいと思います。
とにかく焦らずに、わんちゃんのペースに合わせて距離を詰めるのが大切だと思います。
最初はケージに入っていてもらって、人間は淡々と生活をするくらいでいいのではと思います。
わんちゃんが周りを観察して、大丈夫だと思ったら手からおやつも食べるだろうし、まだだと思えばケージでじっとしているでしょう。
ワンちゃんのペースに人間が合わせてあげるくらいの気持ちで接すると、スムーズに心を開いてくれます。
また、子犬から飼うのであれば、物心ついていない時から家族と過ごすのでスムーズに馴染むことができる可能性が高いです。
犬には犬のボディーランゲージがあり、言葉は話せませんが犬の心理状態を見極める参考になります。
犬が警戒モードに入っているのが分かれば、人間から不用意に距離をつめてしまうリスクなどを減らせます。
知識として頭に入れておくといないとでは全然違うので、一度手にとって見てください。
わが家の愛犬の場合
わが家の愛犬は、引き取り時にすでに推定3才。どちらかというと臆病な性格。人が好き、犬は苦手、心を開いたら超甘えん坊って感じの子です。
里親団体のボランティアさんがわが家にやってきてケージに入れたまま帰られたとき、すごく悲しそうな顔をしていました。
半日くらい、ケージに毛布をかけて特に接触することもなく過ごしました。(ケージに毛布をかけると動物は落ち着くため)私は普段どうりに生活して、慣らしがてらケージの近くで本を読んだりするくらい。
おやつをあげたり、触ったりしなくても犬はケージと毛布越しにこちらの様子を伺っているな〜と感じました。
早く可愛がりたいのをグッと抑えるのが大変。(笑)
ケージの中でご飯を食べれるようになれば、警戒心が薄れてきた頃。ケージから出しますが、家全体ではなく一部屋だけにしておきます。
その部屋に完全に慣れた頃に、家の探検をさせるという流れです。
本当に少しづつ、怖がらせないように慣らしていきました。
わが家の愛犬は、里親団体さんの元で2年間暮らしていたので半日ほどで一緒にくつろげるようになりました。わが家に来る2年間の間に引き取り前提のトライアルが数回あったらしいのですが、そちらのお宅と合わずに帰ってきたそうです。知らない人が苦手な臆病な子なので、急に距離を詰められるのがダメだったのかなあっという感じです。
でも、引き取ろうとトライアルをされた方も一生懸命受け入れようとしたのだと思うし、早く慣れて欲しいと思ったのだろうし、誰も悪くないんだよなあって思います。わが家はたまたま、長い間犬を飼ったことがある人間がいたというだけかなと。
里親団体さんも扱いがむずかしめの子は、犬を飼ったことがある経験者を条件に付けることがありますから。わが家の愛犬も大きめでお散歩の引きが強いという理由で犬を飼ったことがある経験者の家庭を里親として募集していました。
里親団体さんには預かりボランティアさんがいて、その方のお宅で保護犬たちが暮らしている場合が多いです。一緒に暮らしているボランティアさんであれば犬の性格をよく理解しているので相談したり、アドバイスをもらうといいと思います。
【保護犬を飼う難しさ】お散歩がたいへんな子もいる
保護犬といえば、お散歩の難しさは高確率であると思います。お散歩では知らない人に会ったり、他の犬に会ったりします。さらにリードを引っ張る癖が強いワンちゃんも多いと思います。
わが家の愛犬の場合
お散歩が本当に苦手な保護犬だったため、根気が必要でした。
リードをぐいぐい引っ張る。他の犬を見れば吠える、など。
リードの引っ張り癖はスリッップリードを使ってトレーニングすることで解決することができました。
他のワンちゃんを見ると興奮してしまうことに関しては、トレーニングでも完全に改善することは難しかったです。
顔見知りになったワンちゃんとは仲良くできるのですが、小型犬に噛まれたことがあるらしく、知らないワンちゃんに対して過剰に反応してしまっていました。
また、都市部で暮らしているとどうしても他のワンちゃんとの距離感が近くなってしまうのでお散歩はかなり神経を使いました。
他のワンちゃんがお散歩していない夜11時ごろにお散歩することも多く、しんどかったです。
結局、地方に引越しをすることになり道幅も広いところで暮らしているので、現在はお散歩の大変さはほとんど感じません。顔見知りのワンちゃんと一緒にお散歩をすることもよくあるので、愛犬のためにも地方にきて良かったなと心底思いました。
都市部で中型犬以上のお散歩が苦手な保護犬を飼う場合は、お散歩の大変さがポイントになるかもしれません。
【保護犬を飼う難しさ】根気強く見守り続ける必要がある
どんなにトレーニングを頑張って飼い主が勉強をしても、どんなに愛情をかけても改善しない場面というのがあると思います。
実際、わが家の愛犬の場合もありました。「こんなにやってるのに、どうしてできないの?」って思う気持ちもわかります。
なかなか改善しなくても見守り続けるということしかできないというのは、しんどいです。
しかし、私たち人間であってもわかっているのにやめられないとか、何度注意されてもやってしまうこと、どうしてもできないことってあると思うんですよね。
そういう頑張ってもどうしようもない点を一緒になって付き合っていくことが、家族になるってことなのかもと思います。
【保護犬を飼う難しさ】:まとめ
保護犬といっても色々な性格の子がいるので引き取る前に里親団体さんに相談をすることと、相性を見極めるトライアル期間を使うことをオススメします。保護犬でも、いったん家族になれば最高にかわいい存在になるので、まずは、週末にやっている譲渡会などに気軽に行ってみるのもいいですね。
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