突然ですが、熱帯魚を食べたことがありますか?
「ハタタテダイ」という「これぞ熱帯魚!!」というお魚を食べてみたことがある人は少ないのではないでしょうか?
温かい離島で釣りをしていたら可愛らしい熱帯魚「ハタタテダイ」が釣れたので、お刺身にして食べてみました。
ハタタテダイ食べる:「ハタタテダイ」とは?
釣れた直後のハタタテダイ。大きさは横幅25センチほどでしょうか。
やり取りしている時の引きは大きさの割には強かったです。ヒレの面積が多いからかな〜。
釣りあげたときに、周りで釣りをしていた方が「熱帯魚だ〜」と写真を撮って行かれました。
「ツノダシ」との違いがわかりませんでしたが、地元の方に聞いたところ「ハタタテダイ」と教えていただきました。
ハタタテダイ(旗立鯛、学名:Heniochus acuminatus)は、スズキ目チョウチョウウオ科に属する魚類の一種。種小名は「鋭く尖った」を意味する。
- 全長25cm。
- 長く伸びた背鰭の棘条が特徴である。ごく稀に、この長く伸びた背びれが2又(2対?)分かれた個体もいる。(これが白い旗を立てているように見えることからその名がついた。)
- 白地の体に2本の太い黒色帯が走る。背鰭の後半部・胸鰭・尾鰭は黄色である。
- よく似た種
よく似た種でムレハタタテダイがいる。見分ける方法は、本種はあまり大きな群れをつくらず(ペア又は数匹規模)、ムレハタタテダイは大きな群れとなる。ただし、本種が大きな群れをつくる場合や、ムレハタタテダイが大きな群れをつくらない場合がある。このほか、背鰭の棘の数が12本の場合ムレハタタテダイで、1本少ない11本の場合が本種である。
ツノダシはハタタテダイと姿がよく似ているが、チョウチョウウオよりニザダイに近い仲間である。また、模様の入り方も異なる。
雑食で、プランクトン、藻類などを食べる。幼魚は他の魚に付いている寄生虫も食べる。
水深10〜75mのサンゴ礁などの海底付近に生息し、沖縄では普通に見られる。本州では漁港の堤防の側面をつついたりしながら泳ぎ回る。
太平洋およびインド洋の熱帯のサンゴ礁などに生息する。寒さに強く、本州でも成魚が見られる。北限は青森県下北半島。
観賞魚としても人気があり、様々なサイズが販売される。水槽内では長く伸びた背鰭が水質により溶ける場合があるが、ヒレ部が溶けても糸状に残った背びれの軟骨があれば落ち着き次第回復することもある。
極小の釣り針にオキアミなどをつけると釣ることが出来る。-引用:Wikipedia
長く伸びた背鰭の棘条が特徴で、観賞魚としても人気があるお魚というところでしょうか。
地元の人の話だと、サビキ釣りをしているとよく掛かることがあるとか。
お魚をよく知る地元の方に「ハタタテダイは意外と美味しいよ〜!」と教えていただいたので、食べてみることにしました。
↓ハタタテダイを釣った時の仕掛けの一覧はこちら
(コマセは現地で購入)
↓刺し餌は毎回購入すると高いので自作することもできます。
ハタタテダイを食べる前に:「ハタタテダイ」を観察してみる
ドン!!
まな板にのせると少しかわいそうな気もしてきました・・・。
水族館などで見慣れているだけに複雑な気持ちです笑
さばいてしまう前に、ハタタテダイを観察してみます。
かわいいお顔してます・・・。
観賞用になるのがわかります・・・。ごめん、これから食べるけどね。
正面から見たところです。
かなり平たいお魚ですね。お顔がかわいい・・・。
腹びれはかなり丈夫で立派です。固くて分厚いので、引きが強かったのも納得ですね。
背びれの黄色がきれいです。鮮やかな黄色というかんじです。
ウロコは細かくて硬い印象です。
この特徴的なツノのよう背びれの棘条。この役割は何なのでしょうか?気になります。
このツノが描くカーブがハタタテダイの観賞魚としての魅力かなという気がしますね。
ハタタテダイを食べる:「ハタタテダイ」をさばく
ハタタテダイを三枚おろしにするとこんな感じです。
急に無残な姿になってしまった・・・。
身が平べったいのでさばきにくいですね。
皮はけっこう分厚いです。骨はおもったより硬くないかな。
ハタタテダイを食べる:「ハタタテダイ」をお刺身にして食べてみる
ハタタテダイをお刺身にするとこんな感じです。
見た目はピンクっぽく、きれいな色をしています。
味は、予想していたよりもずっと味わいがあります。思ったより脂があってあっという間に食べちゃいました。
クセや匂いがないので食べやすいですね。
ただ、サイズの割に可食部が少ないので次に釣れたら逃してあげようかなという気になりましたね。
↓お刺身を切る時にも切れ味が抜群の愛用包丁「グローバル」について
ハタタテダイを食べる前に:【おまけ】絵に描いてみる
ハタタテダイがあまりにも可愛かったので、食べちゃう前に写真を撮って絵にしてみました。
こちらは、ボールペンでの下書き中。
ボールペンと色鉛筆、油性マジックを使って仕上げていきます。
影を入れて〜。
完成です。
ハタタテダイの形が面白かったのでクロッキーにしてみました。
この下絵をもとに細密画を描いてみても面白いかもしれません。
初心者の方でも描ける、色鉛筆で細密画を描ける方法を記事にしているので興味がある方はこちらもご覧ください。
ハタタテダイを食べる:まとめ
ハタタテダイは釣りをする人の間では「外道」とされていますが、食べてみると意外とおいしいお魚でした。
もしもハタタテダイが釣れることがあれば一度食べてみてはいかがでしょうか?
意外と味わい深いお魚でしたし、話のネタになりますよ〜。
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